台湾2日目:故宮博物院は宝物の山!
◆MRT士林駅からバスに乗り、故宮博物院に向かいます。
バス乗るの初めて。わーい!
ていうか、運転乱暴!車体大揺れ!怖っっ!!(゜ー゜;
座席から転げ落ちそうで、ずっと前の席の背もたれを掴んでいたよ。
◆10分強で博物院に到着。
実は、大規模修理工事の真っ最中で、正門は閉鎖されているわ展示室の半分以上は見れないわのかなり寂しい状態なんだよね。
4階にあったという茶房もクローズされちゃったし。
とはいえ、あまり広すぎても見て回るの疲れるので、普通の観光客にはむしろラッキーなのかもしれない。一番有名な展示物は、一部屋に集めて公開してくれてるしね。
◆ここの展示物は、小さくて高価な芸術品が多いことで有名。らしい。
象牙を彫って作った何重の塔の中にそれぞれ小さな仏様が納められていて、現在ではどうやって作ったかが分からなくなってしまったものだとか、もう気が狂っているとしか思えないような精巧な作品が山ほどあって、圧倒されっぱなし。職人は文字通り命懸けで作ったんだろうね。当時の中国皇帝の権力の凄まじさが伺えるわ。
さすが食いしん坊・中国の人!と思わせるような「白菜」と「豚ばら肉」の彫刻、
西洋の技法で毛並みまで活き活きと描かれた馬や犬の絵、
一人一人のキャラの描き分けが見事な七福神(?)の彫り物、
ヴィシュヌ様やガルーダ、アプサラ、マハカーラといったインド神話の神々、どれも興味深くて面白く…
関係ないけどお釈迦様が誕生直後に天と地を指差して「天上天下唯我独尊」と言ったという逸話に基づいた「誕生仏像」、ずらっと並んでるとダンシング・ベビーみたいでちょっと笑った。
この部屋で音楽かけたら一斉に踊り出すんじゃないか?みたいな。
◆そんな綺羅綺羅しい宝物の並ぶ中、ふと目に留まったのが、書の一角。
そこに展示されていたのは、張即之という人の書いた金剛経の写本でした。
きっちりと記された楷書になぜか心が引き付けられて、そのまましばらく眺めていました。
ためらいなくすーっと伸びた線の美しさもさることながら、たったひとつの点さえおろそかにしない丁寧な筆の運び。
その集中力、費やされたであろう膨大な時間。一文字一文字に込められた仏様への祈り。
単なる「文字を書く」という行為が、ここではなんと神聖であることか。
そんな尊いものと800年の時を超えて対面しているのだと思うと、じーんと胸が熱くなって、泣けてきてしまいました(;ー;
ここに来てよかった、と思った瞬間でしたよ。
この辺りはちょっと地味な雰囲気なせいかあまり人がいなかったんだけど、ちょうど、同じように写本の前にじっと立っているおじさんがいたの。
その人と感動を分かち合っているような気がして、密かに嬉しかった。
◆見学を終えて、お隣の庭園「至善園」でちょっと休憩。
渡航前にはこの庭園の情報があまり見つからず、ここでお弁当なんか食べられるんだろうか、それともそんなこと考えるさえおこがましいような神聖な場所だったりするんだろうか、と悩んだんだけど(国立だし博物館の一部だし)、行ってみたら、
近所の小学生がポテチの袋片手に走り回ってました。
…ま、そうですよね。上野公園でも思い浮かべれば分かることじゃん…
ごく普通の庭園です。
遠足で故宮博物院を見学してここでお昼を食べるのがお決まりのコースっぽい。幼稚園児やベビーカーのママさんもいっぱいいて、和やかで楽しい雰囲気でしたよ。
◆歩き回ったらおなか減ったぞ。じゃあ、バス乗って駅に帰るかな!
バス乗るの初めて。わーい!
ていうか、運転乱暴!車体大揺れ!怖っっ!!(゜ー゜;
座席から転げ落ちそうで、ずっと前の席の背もたれを掴んでいたよ。

実は、大規模修理工事の真っ最中で、正門は閉鎖されているわ展示室の半分以上は見れないわのかなり寂しい状態なんだよね。
4階にあったという茶房もクローズされちゃったし。
とはいえ、あまり広すぎても見て回るの疲れるので、普通の観光客にはむしろラッキーなのかもしれない。一番有名な展示物は、一部屋に集めて公開してくれてるしね。
◆ここの展示物は、小さくて高価な芸術品が多いことで有名。らしい。
象牙を彫って作った何重の塔の中にそれぞれ小さな仏様が納められていて、現在ではどうやって作ったかが分からなくなってしまったものだとか、もう気が狂っているとしか思えないような精巧な作品が山ほどあって、圧倒されっぱなし。職人は文字通り命懸けで作ったんだろうね。当時の中国皇帝の権力の凄まじさが伺えるわ。
さすが食いしん坊・中国の人!と思わせるような「白菜」と「豚ばら肉」の彫刻、
西洋の技法で毛並みまで活き活きと描かれた馬や犬の絵、
一人一人のキャラの描き分けが見事な七福神(?)の彫り物、
ヴィシュヌ様やガルーダ、アプサラ、マハカーラといったインド神話の神々、どれも興味深くて面白く…
関係ないけどお釈迦様が誕生直後に天と地を指差して「天上天下唯我独尊」と言ったという逸話に基づいた「誕生仏像」、ずらっと並んでるとダンシング・ベビーみたいでちょっと笑った。
この部屋で音楽かけたら一斉に踊り出すんじゃないか?みたいな。
◆そんな綺羅綺羅しい宝物の並ぶ中、ふと目に留まったのが、書の一角。
そこに展示されていたのは、張即之という人の書いた金剛経の写本でした。
きっちりと記された楷書になぜか心が引き付けられて、そのまましばらく眺めていました。
ためらいなくすーっと伸びた線の美しさもさることながら、たったひとつの点さえおろそかにしない丁寧な筆の運び。
その集中力、費やされたであろう膨大な時間。一文字一文字に込められた仏様への祈り。
単なる「文字を書く」という行為が、ここではなんと神聖であることか。
そんな尊いものと800年の時を超えて対面しているのだと思うと、じーんと胸が熱くなって、泣けてきてしまいました(;ー;
ここに来てよかった、と思った瞬間でしたよ。
この辺りはちょっと地味な雰囲気なせいかあまり人がいなかったんだけど、ちょうど、同じように写本の前にじっと立っているおじさんがいたの。
その人と感動を分かち合っているような気がして、密かに嬉しかった。

渡航前にはこの庭園の情報があまり見つからず、ここでお弁当なんか食べられるんだろうか、それともそんなこと考えるさえおこがましいような神聖な場所だったりするんだろうか、と悩んだんだけど(国立だし博物館の一部だし)、行ってみたら、
近所の小学生がポテチの袋片手に走り回ってました。
…ま、そうですよね。上野公園でも思い浮かべれば分かることじゃん…
ごく普通の庭園です。
遠足で故宮博物院を見学してここでお昼を食べるのがお決まりのコースっぽい。幼稚園児やベビーカーのママさんもいっぱいいて、和やかで楽しい雰囲気でしたよ。
◆歩き回ったらおなか減ったぞ。じゃあ、バス乗って駅に帰るかな!
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