シェイクスピア著/松岡和子訳『お気に召すまま』

様々な人間関係が織りなす愉快なシェイクスピア喜劇、「お気に召すまま」。 2004年8月に「蜷川シェイクスピア・シリーズ」第14弾としてさいたま芸術劇場で上演されたこの舞台が、いよいよ、7/5から渋谷「シアター・コクーン」にて再演されます!
◆主演のロザリンド&オーランドーには、初演と同じく成宮寛貴君&小栗旬君ペア。ィヤッホゥ!!
その他にも、前公爵は重厚な吉田鋼太郎さん、皮肉屋ジェイクイズは「蜷川シェイクスピア」に欠かせない高橋洋さん、シーリアはクール・ビューティー月川悠貴さんと、初演で好評だった役者さん揃い。
非常~~~~に人気の高い舞台なので、ファンの声にお応えして、今回は、東京だけでなく大阪・静岡・仙台でも上演されるとか。前回は行けなくて涙を飲んだ人々も、多少は救われたでしょうか。

ナリさんを観るのは、舞台「魔界転生」以来ですが、あれからさらに経験を積んでいるはず。
キュートで一途なロザリンドがどれだけパワーアップしているか(初演の時以上にテンションが高くなってたらどうしよう…)、楽しみです!
◆ところで、待ちに待った松岡和子訳版 『お気に召すまま』が、ちくま文庫よりようやく発売されました!
もーーー、ずーーーっと待ってたんですよーーーー。
蜷川シェイクスピア(というより最近上演されるシェイクスピア劇はほとんどそうなんじゃ?と思っている)の台本は松岡和子訳バージョンですからね~。
当然、初演時に何度も聞いて覚えてしまったナリさんの台詞も、この方の本なのです。
だから、絶対に手元に置いておきたいと思っていました。
格調高くても少々埃臭い(失礼)古い訳と比べて、若い恋人たちの胸のときめきが伝わってくるような、みずみずしく元気いっぱいの言葉たち。
一方で、元貴族たちの交わす哲学的な会話が物語に深みを出しています。面白いです!
そうそう、本を持っている人は、どのページでも適当に開いて、ぜひ音読してみることをお勧めします。
シェイクスピア劇を演じる役者さんの苦労が、少しだけ分かります(^^;
すっごい大変なの、ほんと!!
ナリさん、頑張ってね♪( ̄▽ ̄)

今となっては、ちょっと見るのが怖いけどw 初々しいナリさん&小栗くんの舞台が楽しめますよ。
北村一輝さんの「恋の骨折り損」とセットなので(これも楽しかったー!)、美形だらけでウハウハですな。
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